■特徴
ウメは、バラ科の落葉樹。花は初春に楽しみ、果実は一般家庭では梅干として夏場の食中毒予防にお弁当にいれたり、お茶に入れて飲んだりと、親しみのある食品です。
古くから、日本や台湾にも原生していたと伝えられるが、中国の四川・湖北省が原産地と言われるだけに中国では古来から健康に役立つ果物として浸透しています。
梅干を食べた時の酸っぱさは、誰でも知っています。梅にはクエン酸、リンゴ酸、ピクリン酸等の有機酸が多く含まれています。強い酸味はこれらの酸によります。
クエン酸は、胃腸の働きを促進して食欲を活発にし、整腸作用もあります。
また、疲労回復、老化予防にも効果があります。
ピクリ酸は肝機能を活発にしてアルコールの分解を速めます。
二日酔いもこれらの有機酸複合的な働きで改善します。
二日酔いの朝にお茶と梅干を摂りますと回復が早いというのは、科学的に裏づけされています。
サプリメントは、青梅の果汁をじっくり時間をかけて50分の1くらいまで煮つめてきます。
この過程でムメフラールという新しい成分が発見され、血液を改善する働きがあることがわかりました。
この成分は肩こりや冷え性に効くといわれています。
梅にはシアンという毒性の青酸物質が入っていますが、長時間煮つめることによって分解されてなくなるのでは心配はいりません。
■種類
梅液100%の梅エキスの原料を加工した液状のもの、粒状のもがあります。
最近では、梅を加工したお菓子がたくさん販売されており、手軽に梅肉を摂ることが可能であります。
しかし、一定の効果を期待するならば、「紀州路」のように、青梅1kgから20gの梅肉エキスを抽出した加工品がお勧めです。
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