■特徴 食物繊維は、人の消化酵素で消化されにくい食物中の成分をいいます。 かつては食物のカスとして扱われていたが、1971年にイギリス医師が食物繊維の少ない食事が大腸がんを誘因すると発表し、世界的な関心を集めています。 研究の結果、大腸がんだけではなく心臓病、高血圧、糖尿病、高コレステロール等、さまざまな病気の予防に役立つことが明らかになり、タンパク質等の5大栄養素につぐ「第6の栄養成分」といわれるまでになりました。 食物繊維は水溶性と不溶性の2種類に大別され、食物繊維を含む食品の多くは不溶性4〜5対水溶性1の割合で両方を含んでいます。水溶性と不溶性で異なることもありますが、その特徴的な作用として、体内で水分を吸って膨らむことで便のかさを増やして腸を刺激し、排便を促します。 同時に腸内環境を改善し、ガンの発生を抑制します。 また、腸内の余分コレステロールや胆汁酸、血圧を下げる要因のナトリウム等を吸着し、排泄します。 加えて、食物繊維は肥満予防にも役立ちます。 胃の中でも水分を吸ってカサを増やし、食物が胃の中にとどまる時間を長くしますので、少量の食事でも満腹感を得やすくするからです。 糖分の吸収を緩やかにしますので、血糖値の上昇も抑えられます。 日本人の食物繊維摂取量は食生活の欧米化等で以前と比べて半減している。 目標摂取量は1日に20〜25rですが、平均5〜10gも足りない状況にあります。 サプリメントはその補給に有効な手段と言えますが、過剰な摂取は必要な栄養成分も排泄するので注意しましょう。
■種類 粉末、粒、スティックタイプのものがあります
■飲み方 サプリメントとしての食物繊維として1日10gを目安としましょう。
■おすすめ商品 ファイバーワイズ 食物繊維 水溶性と不溶性を含んだ粉末タイプ 512g 4000円
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