■特徴 高齢化社会となった日本では、多くの人々が変形性関節炎で苦しんでいます。 この病気は、関節の骨の端にある軟骨がすりきれて劣化し、関節が変形してしまうことで、関節を曲げたり、伸ばしたりが出来にくくなるものです。 軟骨は関節が動く際の衝撃を吸収するクッションの働きも担っており、この機能も失われる為、痛みが生じます。 変形性関節炎の原因は、年齢とともに体内でのグルコサミン合成が低下してくるためと考えられます。 グルコサミンは、軟骨の重要な構造物であるグルコサミノグリカンの産生を刺激します。 言い換えますと、関節の修理人で、なくてはならない成分です。
このグルコサミンは動物性のムコ多糖類に含まれている自然の食品成分で、カニやエビ、ロブスター等の殻の部分のキチンに含まれています。こうした食品のグルコサミン摂取の臨床実験では、グルコサミンが非ステロイド抗炎症薬よりも変形性関節炎の痛みと炎症を抑えるのに有効であるとことが示されました。 また、電子顕微鏡を用いた研究では、患者のザラザラしていた軟骨の表面が、グルコサミンを摂ることでツルツルになることが確認されました。壊れた軟骨の再生にも効果を発揮するのではないかと考えられます。 グルコサミン摂取のポイントは長期に渡らせることです。副作用として胃の不快感、下痢等の消火器症状はあるが、アレルギー報告はされていません。
■種類 粒、カプセル
■飲み方 グルコサミンとして1日0.5〜1.5gが目安です。 同時に、コンドロイチンを1日800r摂ることが望ましいです。 体重により、この量を加減します。
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