■特徴
ハトムギはイネ科の一年草で、中国南部や東南アジアを原産地とします。
食用として皮をむいたり、粥にしたり、団子にして食べられてきました。
今でも、お茶や糖等に広く利用されています。
漢方では古くから、、外皮をむいたものをヨクイニンと呼び、神経痛、リウマチ、関節炎等の鎮痛剤として用いられてきました。
日本へは中国から渡米し、栽培が始まったのは享保年間以降とされています。
いずれにしても、実に歴史のあるサプリメントいえましょう。
ハトムギに含まれるコイクセノリドは抗腫瘍作用もあり、皮膚や体の内部にできたイボ状のものを消す効果があります。
また、タンパク質や脂質、ビタミンB1、リンや鉄等のミネラル分が豊富で、とくにタンパク質は良質のアミノ酸でできており、新陳代謝を活発にします。この働きが、肌荒れに効くと考えられます。
他にも新陳代謝による利尿作用等で、熱や余計な水分を体外に排出する効果があり、むくみや痛み等の症状が緩和され、膀胱結石にも効果があるとされています。
神経痛やリウマチの痛みも和らげますが、この場合は、ハトムギを煎じて飲むか、粥にして食べます。
最近の健康ブームで、日本でも白米のみならず、さまざまな雑穀類が食べられています。
ハトムギの粥等を試した人も多いかもしれませんが、手軽さを求めるなら、サプリメントです。
■種類
一般にハトムギ茶として利用されますが、粉末や液化工程を経て、糖化したハトムギ糖もあります。
■飲み方
お茶は1日3回、粉末は1日15〜30gが目安です。
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