■特徴 コンドロイチンは体の潤滑油の役割を担っているムコ多糖の代表的な成分です。 人体では、軟骨、骨、腱、角膜、水晶体、血管壁、皮膚等に含まれています。
体内で合成されますが、年をとるにつれてその合成力が衰えてきます。
すると、油が切れた機械のように体の節々がきしんだり、痛んだりします。
膝等の関節痛が生じるのはこのコンドロイチンをはじめとするムコ多糖の減少が大きいとみられます。
また、ムコ多糖は60兆個ともいわれる細胞と細胞の間を構成する結合組織の基礎物質で、
水分を蓄えるタンパク質の役割と、毛細血管壁と細胞膜間との水路を形成しています。
この水路を通って各細胞に酸素や栄養成分が運ばれ、炭酸ガスや老廃物が回収されており、
体内の代謝にとっても重要な存在です。
コンドロイチン等のムコ多糖が減少しますと、必然的に保水力が失われます。
肌のハリや乾燥はもちろん、細胞や組織の弾力性が失われた傷の治りも遅く、
組織構造の機能低下や免疫力の低下にもつながっています。 血液中の脂肪代謝もうまくいきません。この減少を防ぐには、外部からの補給が必要です。 ムコ多糖は動物や魚にも含まれているネバネバの物質です。 コンドロイチンはサメの軟骨や牛の軟骨、最近では鶏の軟骨からも抽出されています。
コンドロイチンが精製されたものは関節痛の治療薬として長く使われており、
サプリメントでもその効果は十分に期待できます。 変形性関節症に良い「グルコサミン」と併用しますと、より一層効果が期待できます。
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