■特徴
南九州で伝統的に作られてきた酢を指します。アマンと呼ばれる特有の壺に米と麹(きく)、
水だけを入れて1年間ほどねかせて作ります。 黒酢には酢と同じく様々な効用があります。有効成分の1つであるクエン酸は、疲労物質に効果を発揮します。 また、酢を飲むと体が柔らかくなるといわれますが、これは乳酸がタンパク質と結合することで起こる筋肉の効果を防ぐ為で、肩こりや腰痛の解消にもなります。 乳酸の分解はまた血液の安定や動脈硬化も予防します。 他にも、老化の要因といわれる過酸化資質を抑制すると等、多数の作用が認められています。 黒酢はこうした酢の薬効の基になる有機酸の他のビタミンB群、水溶性ビタミン、ミネラル、アミノ酸が多く含まれています。とくにアミノ酸の含有量は通常の酢の5〜10倍といわれ、このこのアミノ酸がいくつか鎖のようにつながったペプチドが無数にあるとされます。ペプチドは血圧低下作用があるとされ、黒酢にもこうした効果が期待されます。 なお、黒酢も含めた酢の特徴的な作用として、他の食品の栄養成分が破壊されるのを防いだり、体内での消化吸収率を上げる働きがあります。動物実験ではビタミンCやカルシウムは、単独で摂取するより酢と一緒に摂ったほうが、効果が増大しています。 黒酢も色々な食品を組み合わせることで、より大きな効果が期待できるといえましょう。
■種類 液状、粒、錠剤があります
■飲み方 「天寿りんご黒酢」は飲みやすいように1日30mlを水等で4〜5倍に薄めて飲みます。 天然黒酢エキスに紅麹(べにぎく)を配合した「麹肥減」は1日6粒が目安です。
|