■特徴
桑の葉は古くから蚕の飼料に用いられていた植物です。 中国ではその葉を乾燥させたものが生薬として使われていました。 この桑の葉に血糖値の上昇を抑える成分があることがわかり、糖尿病やを予防するサプリメントとして人気が高まっています。 その有効成分は、桑の葉だけに含まれるデオキシノジリマイシン(DNJ)です。 これまでの研究では、このDNJが体内にあるアルファーグルコシダーゼという酵素の働きを阻害することがわかりました。 アルファーグルコシダーゼは小腸に存在し、糖類をブドウ糖にまで分解、そのブドウ糖を小腸から血管へと輸送する役目を担っています。DNJの摂取により、ブドウ糖への分解と輸送、すなわち、小腸からのブドウ糖の吸収が阻害され、血糖値の上昇を抑えて正常化にします。 臨床実験でも桑の葉を摂取すると食後の血糖値の急激な上昇が抑えられました。 また、摂取状況を変えた実験結果から、食前に摂取するよりも食後の血糖値を抑制することが確認されています。 更に、桑の葉にはキャベツの60倍に相当するカルシウム、小松菜の15倍に相当する鉄分、ほうれん草の10倍に当たるカロチン等、現代人が摂りにくい栄養成分が豊富に含まれています。 ラットを使用した実験では体重の増加を抑えたり、中性脂肪やコレステロール値を低下する効果が報告されています。
■種類 桑の葉の有効成分を抽出して濃縮した桑の葉エキスドリンク「桑のしずく」の他、粉末、錠剤、粒、お茶等があります。
■飲み方 桑の葉粉末0.8〜1.6gの摂取で、食後血糖値が61〜77%抑制されるとの報告があります。 食事中に摂取します。
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