■特徴 滋養性のある食べ物として昔から日本人に親しまれているシジミは、二日酔いに効くとも言われています。
中国では古くからシジミの薬効が伝えられており、
明の時代に編纂(へんさん)された薬の古典「本草網目」には、
アルコール性肝炎や黄胆に効果があると記されています。
事実、シジミには肝臓の働きを助ける成分が数多く含まれています。
その代表的なものが必須アミノ酸のメチオニンや、疲労回復に効果があるタウリンです。
メチオニンやタウリンは胆汁の流れをスムースにする働きがあります。
胆汁は肝臓で作られ、腸に運ばれて脂肪の消化を助けますが、
この胆汁の流れが滞りますと肝機能が弱まったり、黄胆を招きます。 また、シジミは魚介類の中ではビタミンB12の含有量が一番多いです。 このビタミンB12も肝臓機能を強化するのに有効な成分です。 肝臓への脂肪の沈着を防ぐイノシトールも多く含まれています。
更にシジミの風味成分、コハク酸は胆汁の分泌を促してくれます。
胆汁の分泌促進は肝臓の働きを活発にするとともに、
主成分のコレステロールの消費につながっているコレステロールの増加も抑えます。 シジミは肝臓にいいだけではありません。 他にも、カルシウム、そのカルシウムの吸収を良くするビタミンD、貧血を防ぐ鉄、コバルト等の有用成分が含まれており、血液循環をよくして体力を向上させる等の効果が期待できます。
■種類 シジミを煮出して抽出したエキス。
■飲み方 1日の摂取量は抽出エキス末として3g程度です。
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