大豆の胚芽に多く含まれるポリフェノール化合物の一種。体内に摂取されると、女性ホルモンに似た働きをして、閉経に
伴う更年期症状の緩和や骨粗しょう症の予防に効果が発揮することで知られています。
最近では、脳卒中や心筋梗塞等の血管系の生活習慣病予防に役立つこととして注目されています。
イソフラボンがなぜ、血管系の病気を予防するのか?
実は体内の女性ホルモンは、血管の拡張に重要な役割を果たす成分の合成に深く関わっているのです。
加齢等で女性ホルモンが減少すると、血管の柔軟性を失い、血圧の上昇や血管障害をもたらします。
この女性ホルモンの肩代わりをしてくれるのがイソフラボンです。
この他、イソフラボンには悪玉性コレステロールを低下させてくれる働きがあり、動脈硬化の予防にも有効です。
また、前立腺ガンや乳ガンの予防にも効果が認められています。
ところで、イソフラボンが女性ホルモンに似た作用をするというと、「環境ホルモン」の擬似性が気になりますよね。
DDTやビスフェノールA等が知られる化学物質の環境ホルモンとイソフラボンは確かに似た働きをするのですが、決定的な違いは、イソフラボンが与える影響はわずかで、その作用は体内で作られる女性ホルモンの1000分の1に過ぎません。そのうえに、2日経てば、尿中に出ていきます。
まt、イソフラボンを摂っていますと、環境ホルモンが体内に侵入した時に、受容体との結合を阻害すという役割を果たし、
環境ホルモン対策に有効です。
■種類
カプセル、飲料、タブレット、粉末等の他、お茶もある。
イソフラボン単独のサプリメントは少ないので、含有量を注意してください。
豆乳でもイソフラボンを摂取できます。
■飲み方
イソフラボンの摂取量は1日50rが目安です。
豆腐では半丁(100g)、納豆なら1パック(60g)、きな粉なら20gです。
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