■特徴
スピルリナは、熱帯地方のアルカリ性の湖に繁殖している微細な藻の一種で、
メキシコやアフリカでは古代から食用として利用した歴史をもちます。 近年の研究で各種の有効性が明らかになり、サプリメントをはじめ食品への利用が急速に進んでいます。 スピルリナの最大の特色は、良質タンパク質を豊富に含んでいることです。
原末の成分中60〜70%がタンパク質とされ、そのアミノ酸組成も必須アミノ酸9種類をすべて含む等、
非常にバランスの良いものとなっています。
とくにリジンとアルギニン比は、コレステロール低下作用のある大豆タンパク質に匹敵し、
スピルリナにも同様の効果が期待されています。
ビタミン類やミネラル成分の含有量も多いです。中でもビタミンAは、スピルリナの原末を1日5g摂取することで、
1日の栄養所要量を満たすほど含まれています。 他にビタミンB1やB2、B6、一般的には植物に含まれないB12の摂取原としても有効です。
また、鉄や、血圧上昇の原因となる体内ナトリウムの排泄を促進するカリウム、
便通を整えて腸内環境を改善する食物繊維を多く含んでおり、コレステロール値の低下や、血圧の正常化、
便秘や肥満の解消、大腸がんの予防に役立ちます。 更に、免疫組織を強くし、肝脂肪の量を減少するといいます。 加えて、葉緑素、抗酸化作用があるゼアキサンチンやミネラルの吸収に役立つフィコシアニンも含まれています。 栄養素の宝庫です。
同じ微細藻類にクロレラがあるが、スピルリナのほうが細胞がうすく、消化吸収性に優れていることから、
より幅広い利用が見込まれます。
■種類 粒状に加工されているものが多いです。スピルリナ原末のみの製品を選びたいです。
■飲み方 スピルリナ原末として1日8gが推奨量です。 低血糖の人は食事とともに摂取すると血糖値が安定します。
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