■特徴
ビタミンAには動物性食品に含まれるレチノールと、植物性食品に含まれるカロチンの2種類があります。 レチノールは、牛、豚、鶏レバー、卵、牛乳、ウナギ、アナゴ等に多く含まれています。 視覚機能を正常に保ち、皮膚と粘膜を健康に保つ働きがあり、不足すると夜盲症や眼球乾燥症、皮膚が荒れて乾燥する等の症状があらわれます。 成長促進や骨の形成にも関わっており、成長期の栄養にも欠かせない成分です。 また、免疫機能を強化してウイルス感染から体を守ったり、細胞を正常に増殖させたりする作用もあり、がん予防にも効果があるとされています。 一方で、カロチンは植物に含まれる黄色やオレンジ色の色素で約50種類あり、体内でビタミンAに変わるのでプロビタミンAとも呼ばれます。 カロチンそのものはオレンジ色や黄色をしていますが、緑の葉では葉緑素と一緒に存在する為に緑に隠れています。 その為に目には見えないが、緑の濃い野菜ほど多く含まれています。 カロチンは紫外線によるダメージを修復したり、活性酸素の害から細胞を守る抗酸化作用に優れ、ガンや生活習慣病、 老化予防に役立ちます。 この抗酸化作用は、色々な食品から多くのカロチンを摂取することでより大きな効果が期待できます。 ただ、カロチンの吸収率は低く、野菜から摂取する場合は油と一緒に摂取します。 量を多く摂る等の工夫が必要になります。 その点、サプリメントは確実に摂取でき、エネルギー制限のある人にもすすめられます。
■種類 カプセル、錠剤
■飲み方 ビタミンAは脂溶性です。レチノールとカロチンが1対1になるように摂ります。 レチノールは摂りすぎると、過敏症になります。
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